こんばんは
福山市新市町の有限会社マツシタです。
やっと有機溶剤の講習も終わり後は合格通知を待つだけとなりました。
本日から本格的に打ち合わせ等現場を廻って行きます。
先ずは屋外階段(鉄骨)の塗り替え現場です。
もとは薄い色でしたが今回は建物の2階部分の外壁の色に合わせて紺色にしております。
さびも多く発生しておりましたので丁寧にケレン(磨き作業)をしてさび止めを全体に塗りました。(白く見えている部分がさび止めです)
ウレタン樹脂系の上塗り材を2回刷毛とローラーを使って隅々まで丁寧に塗ってます。
次の現場は屋根(カラーベスト)の塗り替え現場です。
水洗いをした後にタスペーサーを差し込んでいきました。
タスペーサーは屋根材の重なりの部分を縁切りする為のもので目立ちませんがとても重要な工程です。
効果は色々で、一つは屋根材内部の結露を防止するためです。
この時期は窓ガラスに結露しますがこれは屋根も同じで屋根材の外側と内側との温度差で屋根材の内側に結露が発生するんです。
この時に屋根材に隙間があると急激な温度変化が無くなり結露の発生を抑える効果や内部の湿気を外に逃がす効果もあります。
もう一つは雨漏りを防ぐ効果です。
一見重なりに隙間がないほうが雨漏りしなさそうですが大雨の時などは少しの隙間から雨水が屋根材の下に入り込んでしまうのです。
その時に重なりの部分から水が流れ出てくれないと雨漏りに繋がるんです。
タスペーサーにも屋根の材質によって差し込む幅や個数が違いますので取扱説明書などをしっかりと読んで適正な数を差し込みましょう。
そして次は遮熱シーラーを塗布していきます。
通常の下塗り材のシーラーは透明が多いですが遮熱のシーラーは白です。
詳しい理由は分かりませんが白いです。。。
勾配の急な屋根で塗りにくいですがローラーや刷毛を使って丁寧に手塗りしていきます。
この時期は朝と夕方は夜露などで屋根が濡れているので日中の温かい時間を見計らって塗っていきます。